レッスンの内容
天気予報
出勤や通学前に天気予報をチェックするのも、毎朝の大事な習慣ですね。
中国でもテレビで頻繁に天気予報が放送されています。
ただ筆者が滞在していた数年前は、日本のように、ニュース番組の中で「お天気お姉さん」や「お天気おじさん」が、時候のあいさつやユーモラスなトークを交えながら天気予報をする、というのは見かけたことがありませんでした。
テレビコマーシャルの合間に、全国各地の名勝旧跡などの写真とともにきわめて味気ない天気予報が流されるだけで、まさに「必要にして最低限」といった感じでしたが、最近はどうなんでしょうか?
さて、では、天気予報に関する中国語の例文を見てみましょう。
为了得知今天天气情况,要看电视天气预报。
(今日の天気を知るために、テレビの天気予報を見なきゃ)
从天气预报得知,今天傍晚有阵雨。
(天気予報で、今日の夕方にわか雨が降ることを知った)
「从~得知…」で「~によって…を知る」の意味になります。
「~」の部分は、情報の「媒体」のみならず「人」でもOKです。
例えば、
从他口中得知他姓张
(彼の話から彼の姓が張であると知った)
晴转多云
(晴れのち曇り)
天気予報の慣用句
「~转…」は「~のち…」を表します。
天気予報の慣用句ですから、覚えやすいですね。
阴,局部有雨。
(曇り、ところにより雨)
「局部(ところにより)」というのが、なんとも中国語らしい荘厳さがあってよいですね。
日本語でも「局地的に…」という言い方をしますね。
今天可能下雨,必须带雨伞上班。
(今日は雨が降るかもしれないから、会社に傘を持って行こう)
「带…」で「…を持って」という意味になります。
「…を持って~する」という表現
「…(名詞)」の後ろに、「上班(出勤する)」や「去(行く)」などの動詞をつけることで、「…を持って~する」という文が作れます。
我打算带雨衣去旅行
(レインコートを持って旅行に行くつもりです)
参加考试时,必须带手表。
(試験を受けるときは、腕時計を持って行かなきゃだめだよ)
今回ご紹介した「从~得知…」や「带…~」などは、短くてシンプルですが、覚えておくと会話の幅が広がり、とても便利なセンテンスです。
また、これらを使った例文に目を通すことで、適切な使い方が身に付いたり、関連する語句を覚えたりすることもできますので、ぜひテキストや辞書などでチェックしてみてください。