大震災の後、人々の生活に大きな影響を及ぼすのが「生活インフラの毀損」ではないでしょうか。
このような事は海外で生活していても十分起こりえますね。そこで今回は非常事態に備える意味で、生活インフラに関わる中国語を学習したいと思います。
レッスンの内容
非常事態の日常会話
生活基础设施
エレベーター
由于停电、电梯不动了。
停電でエレベーターが動かなくなった
「由于~」は「~によって」と、後ろに続く文の原因を表す表現です。同じ意味の言葉に「因为~」があります。
断水
市政府决定实施全市停水。
市は市全体にわたる断水を決定した
「市政府」という呼称は日本にはありませんね。
日本では「政府」は「国家」に等しく、地方自治体に用いることはありませんが、中国では地方の行政機関である地方人民政府に対しても「政府」という呼称を使います。
また、日本語の「断水」は中国語では「停水」となります。
ガス
煤气公司在市内3万户停止了供给。
ガス会社は市内の3万戸に対する供給を停止した
この文では、語順に注意してください。
煤气公司停止对市内3万户的供给。としてしまいがちですが、「的」を使わない上の文のほうが、中国語らしい構文といえます。
電気
呼吁各家庭和企业节约使用电气。
各家庭や企業に節電を呼びかける
「呼吁~」は「~を呼びかける、喚起する」という意味です。災害時には、日本のニュースや新聞でも頻繁に登場する言葉ですね。
買いだめ
大臣呼吁不要抢购食物和囤积物品。
大臣は、食品の買占めや物品の買いだめをしないよう呼びかけた
日本の地震などで被災された方の中には、日中友好の懸け橋として日本に滞在されていた中国の方々も多数含まれていることでしょう。本当に心が痛みます。
その方々が築いてくださったかけがえのない友好の絆が断ち切られてしまうことのないよう、心より願います。
微力ではありますが、このメルマガ連載が今後の日中友好の発展に少しでも寄与することを願っております。
日常会話の習得方法
日常会話の習得が中国語を勉強する目的ならば、たくさんの中国人との表面的な関係より、ひとりの中国人と親しい友達になってマンツーマンの関係をつくることがお勧めです。
なぜなら、日常会話は脳細胞ではなく、心で聞き、心で話すものだからです。
もちろん、日常会話のための基本語彙や文法は脳細胞の助けを借りなければいけません。
【心をオープンに】
しかし、たくさんの語彙や文法がひきだしにあるにもかかわらず、会話に自信がないのは、心がオープンになっていないからです。
心が開いていなければ、口を閉じることになり、口を閉じてしまえば会話力、特に発音の矯正を受けることができなくなります。そして時間がたてばたつほど会話に自信がなくなります。
【リラックスして会話に挑もう】
心がリラックスする友達の前では、「間違ったらどうしよう?」と心配する必要がありません。心は唇を通して流れでます。
自分の「喜・怒・哀・楽」を表現できるひとりの中国人の友達が最高の先生です。先生のような友達、友達のような先生に出会ったあなたは、最高の中国語学習法の所有者です。
勉強すれば、あなたも中国語が話せるようになりますよ。