レッスンの内容
中国語で体調不良の表現
今回は、体調不良について中国語で説明する場面です。
中国に限った話ではないかもしれませんが、日本とは気候も食事も異なるため、数日間の滞在でも体調を崩す可能性は大いにあります。
その場合、現地のお医者さんに診てもらう必要があるかもしれません。
自分の体のことは自分にしかわからないもの。
日本人の対応に慣れている病院であれば問題ありませんが、そうでなければ、中国語で症状を説明できるようにしておくのが望ましいでしょう。
Wǒ dé le sān tiān gǎn mào
我得了三天感冒。
(私は3日間風邪を引きました。)
風邪の表現
「感冒」は日本語でも「風邪」の意味になりますね。
「総合感冒薬」などは聞き覚えのある言葉でしょう。
しかし日本で一般的なのはやはり「風邪」ですね。
Wǒ zhè jǐ tiān shāng fēng,sǎng zi hǎn tòng
我这几天伤风,嗓子很痛。
(私はここ数日風邪を引いてのどが痛いです。)
風邪を引くの表現
前述の「感冒」のほかに、「伤风」も「風邪を引く」の意味になります。
「疼」は日本語では「疼く」ですが、中国語では「痛い」です。同じ漢字なのに、まったく違う感覚になるのですね。
間違えないように注意しましょう。
Wǒ zuó tiān hē le hěn duō pí jiǔ,suǒ yǐ jīn tīan tóu téng de lì haì。
我昨天喝了很多啤酒,所以今天头疼得厉害。
(ゆうべビールをたくさん飲んだので、今日は頭痛がひどいです。)
お茶や酒などを飲む表現
「喝」は日本語の「一喝する」の漢字ですが、これまたまったく違う意味で「(お茶や酒などを)飲む」の意味になります。
似ている漢字に「渇く」もあるので、なかなか覚えづらいかもしれません。
「所以」は非常によく使う接続詞で、前の文の結果このようになった、という「結果」を導く接続詞です。
Nǐ zuò de caì doū hěn hǎo chī,suó yǐ wǒ chī de taì duō le。
你做的菜都很好吃,所以我吃得太多了。
(あなたの作る料理はどれも美味しいので、私は食べ過ぎてしまいました。)
「厉害」は「利害」とも書きますが、これも日本語の「利害関係」などとはまったく違う意味で、前置詞の「得」と合わせて、「(程度が)すごい、甚だしい」の意味になります。
Tā chī le rè de shí wù jiù shāng cháng wèi。
他吃了热的食物就伤肠胃。
(彼は熱いものを食べたので胃腸を傷めました。)
「胃腸」をひっくり返して「肠胃」になるので、ちょっと注意が必要です。
…をしたので~という結果になったという表現
また、「…就~」で「…をしたので~という結果になった」というニュアンスになります。
中国語では頻繁に使われる語句ですので、覚えておいてください。
中華料理は、日本料理に比べて油や香辛料をたくさん使ったものが多く、食べ慣れないうちは胃腸にはかなりの負担がかかります。
また、飲料水が原因で下痢になることも。
日本人を含め、現地に暮らす外国人は、外食する際にまずティッシュペーパーで食器を丁寧に拭いてから食事を始めるほど、中国の水道事情には警戒心を抱いています。
中国を訪れる際は、くれぐれも「伤肠胃」にならないように、十分にご留意ください。