京都で急増!中国人経営の着物レンタル店、爆買いではなく「体験」がトレンドに?

  1. 中国経済・社会

日本に来る中国人旅行客は後を絶ちません。以前は爆買いと言われる中国人旅行客が家電量販店に押し入り、次から次へと電化製品を買っていきました。

しかしすでに日本に来たことがある中国人旅行客は行き先を変えているようです。

京都で急増!中国人経営の着物レンタル店、爆買いではなく「体験」がトレンドに?

リピーターが多い

中国人富裕層はどこにお金を落としているのでしょうか?その中国人旅行客のお金の行き先が興味深いのです。

中国人は日本に旅行に来た時、日本の旅館が接客も丁寧で管理が行き届いているため、大抵よい印象を持ちます。

一度目に日本旅行で電化製品や化粧品などを山ほど買い込んだ中国人たちは、次回来るときはこんなことをしてみたいと思うようになるようです。

xiàcì guòlái rìběn de shíhou wǒ xiǎng qù rìběn de jǐngdiǎn

下次过来日本的时候,我想去日本的景点。

今度日本に来た時は日本の観光をしたい

リピーターとなる中国人は次は「観光」をしたいと思うようです。

描写: 一条の狭い街道を一群の人が走っている。
关键词:中国

旅行に行きたい

中国人は日本をゆっくり味わうために景点(jǐngdiǎn)、つまり「観光スポット」に行きたいと思うようになるのですが、どこに向かうと思いますか?

中国人感覚の人気スポットは以下の3つです。

1,京都(jīngdū )

2,东京(dōngjīng )

3,北海道(běihǎidào )

ほとんどの中国人がまずは観光に行きたい場所、それは京都のようです。京都がもっとも日本らしい雰囲気が味わえるからでしょう。

京都と同じく人気が高いのはやはり東京です。首都であり、中国人の若者が憧れる日本芸能界の中心地でもあるからです。

昔と変わった京都

京都といえば日本情緒が味わえる場所で、一昔前は「おいでやす~」と舞妓さんが歩いているイメージでしたが、いまや少し変化しているようです。

道を歩いていると、向こう側から着物を着た美しい女性が歩いてきます。ですが近づくにつ入れてどうも舞妓さんはないことが分かってきます。

とてもおしとやかとは言えない大声で何やら話しているからです。よく見ると着物や浴衣を着ているお客のほとんどは中国人ではありませんか!

そう、いまや京都の清水寺や嵐山の観光客のほとんどは中国人で埋め尽くされているのです。

中国の伝統的な着物を着たマネキン。

中国人のお金はどこへ

中国人たちはお金払いが日本人よりも良いので、おかげで日本の観光地は潤っています。ところがそのお金の流れている場所に変化が生じています。

レンタル着物店が京都にたくさんありますが、浴衣をレンタルしようとお店に入ると「いらっしゃいませ」の声にどうも違和感を感じます。なぜでしょうか?

yīnwèi zūjiè yùyī diàn de lǎobǎn shì zhōngguórén

因为租借浴衣店的老板是中国人。

なぜならレンタルショップの店長は中国人だから

日本の京都であるにもかかわらずお客さんも中国人、お店の従業員も中国人というところは少なくありません。もちろん店内で浴衣の着かたを説明するのも中国語です。

数人がまとめて一日の着物浴衣レンタルをすれば何万円にもなりますが、大喜びの中国人は気前良くお金を払い、そしてそのお金は中国人の財布に収められていきます。

他にもお金は中国人のもとへ

確かに中国人旅行客のチャイナマネーの多くは日本の薬局や電化製品の家電量販店などの日本企業にも流れていますが、実は日本だけが潤っているのではないのです。

すでに中国から日本に来るビザや交通手段を手配する時点で、中国の旅行会社に沢山のお金が流れています。

フェリーで来る中国人団体客などは、日本に着いたら中国旅行会社が指定したバスに乗り、決められたルート観光地を回り、指定されたショップでしか買い物させてもらえません。

なぜならそれらの観光バス会社やお土産ショップからリベート(回扣:huíkòu)がもらえるからです。

日本人が知らないところで中国人旅行客のお金は、しっかりと中国人が回収しているというわけです。

ビジネスのカギは中国人のお金の流れに敏感であること

今回は中国人旅行客のお金の流れに注目しましたが、今お金を儲けるカギは、毎年移り変わる中国人富裕層のお金を落とし場所に目ざとくあることのようです。

もちろん日本にいても中国人富裕層の気持ちはなかなか分かりませんので、チャイナマナーで儲けたい人は中国人の友人を作り、一緒に起業するとよいかもしれませんね。

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