中国グルメ・食文化

継続できるの?中国の犬肉祭

中国の幾つかの町で行われている「狗肉节」(犬肉祭)が国内外から物議を醸して数年になります。

中止に追い込まれた祭りもあれば、引き続き継続されているものもあります。果たして今後、犬肉祭は継続できるのでしょうか?

浙江省の狗肉节(gǒuròujié)-その由来

毎年、中国「农历」(nónglì 旧暦)の九月二十二日に浙江省金華市で執り行われていたのが「浙江金华湖头狗肉节」(Zhèjiāng jīnhuá hútóu gǒuròujié)です。

ルーツは明王朝の初期にまで遡ります。のちに明王朝の初代皇帝になる「朱元璋」(Zhū Yuánzhāng)に仕えていた将軍「胡大海」(Hú Dàhǎi)が現在の浙江省金華市にある「乾西乡」(qiánxī xiāng 乾西村)にあった敵の城を攻めていた時のことです。

数日にわたり夜襲をかけているのになかなか成果が上がらず胡大海は焦っていました。

原因を調べたところ、駐屯地一帯の家々でかなりの数の犬が飼われていて、夜襲のために軍を動かすたびに犬が吠え、敵に知られてしまっていたのです。敵はその都度守りを固めるので、攻撃が無駄になっていたのでした。

胡大海は直ちに周辺のすべての犬を殺すように命令を下し、その日の夜決行した奇襲により敵軍を打ち負かしました。そして翌日に犬の肉を使った料理で勝利を祝う大宴会を開いたのでした。

狗肉节-どんな祭り?

それ以来この地方で賑やかに狗肉节が行われていたのは、秋になり徐々に寒くなる季節に犬の肉を食べると体が温まり、胃腸にとっても養生になるとされていたからです。

この地方一帯の人々にとっては家族や親戚、友人たちと共に宴席を設けて犬の肉の料理を食べて祭りを楽しむのが長年の習慣でした。ところが最近になって、この祭りの様子が変化し始めたのです。

Gǒuròujié de dàngtiān,hěn duō gǒu huì bèi jízhōng dào yìqǐ děngdài bèi zǎigē。

狗肉节 的 当天,很 多 狗 会 被 集中 到 一起 等待 被 宰割。

Zhè xiē gǒu zài xiànchǎng bèi dǎ sǐ hòu,yǒu de bèi kǎo,yǒu de bèi zhǔ。

这 些 狗 在 现场 被 打 死 后,有 的 被 烤,有 的 被 煮。

狗肉节のその日、大変多くの犬が集められて殺されるのを待っている。これらの犬はその場で撲殺された後、あるものは焼かれ、あるものは煮られるのだ。

 

Jìn jǐ nián zhújiàn zēngjiā dāng jiē zǎishā gǒugǒu de shāngfàn,

近 几 年 逐渐 增加 当 街 宰杀 狗狗 的 商贩,

chúle dāngdì rén,háiyǒu wàixiāng rén kāi zhe sījiā chē lái chī gǒuròu。

除了 当地 人,还有 外乡 人 开 着 私家 车 来 吃 狗肉。

Zhè xiē rén jiù zài dāngdì tiāo gǒu xuǎn gǒu,xuǎn hǎo le dāngchǎng zǎishā,

这 些 人 就 在 当地 挑 狗 选 狗,选 好 了 当场 宰杀,

zài tān wèi shàng,chúle yǒu qiēgē hǎo de gǒuròu,

在 摊 位 上,除了 有 切割 好 的 狗肉,

hái bǎi zhe yǐ zǎishā hǎo de shíyòng bái tiáo gǒu。

还 摆 着 已 宰杀 好 的 食用 白 条 狗。

ここ数年、街頭で犬を屠殺する業者が徐々に増えてきた。その土地の人々だけでなく、よその土地の人々も犬の肉を食べに自家用車を乗り付けて来る。

これらの人々はその場であれこれ品定めして犬を選び、気に入ったものを選んだらその場で屠殺してもらう。露天の店頭にはカットされた犬の肉だけでなく、既に屠殺された食用の白い犬も並んでいる。

2011年に600年の歴史に幕

2011年9月に《触目惊心chù mù jīng xīn),浙江金华湖头的狗肉节》という文章がネット上に出現しました。

この文章は、この祭りが都市管理に悪い影響を及ぼしていると批判しました。

また同内容に掲載された街頭で繰り広げられる犬の屠殺現場を撮影した何枚もの写真があまりにも衝撃的だったため、この文章は半月足らずのうちに国内のネット民の大きな反響を引き起こしました。

問題の焦点になったのは犬の肉を食べるかどうかではなく、街頭での犬の屠殺でした。動物尊重と食品衛生の観点から地方政府はこれに応じざるを得なくなり、結果として600年続いた金华湖头狗肉节は遂に幕を閉じたのでした。

今も続く「荔枝狗肉节」(lìzhī gǒuròujié ライチ犬肉祭)

広西チワン族自治区の「玉林市」(yùlín shì)には、夏至の日に行われている荔枝狗肉节があります。この日、人々は親戚や友人を集めて犬の肉の料理と新鮮なライチを食べながら酒を酌み交わします。

「『春节』(chūnjié 春節)や『中秋』(zhōngqiū 中秋節)に一家団欒を楽しむのと同様、夏至にもみんなでワイワイ騒ぎたい」というわけですが、その開催期間中は、現地の人々だけでなく周辺地域や遠方からも犬肉好きが集まって来ます。

残る疑問

一週間足らずの祭りの期間中、約一、二万匹の犬が命を失うと言われています。

それでこの時期になると、国内外からボイコット運動のために人々がやってきて、プラカードを掲げては反対運動に加わります。

また犬の肉を好んで食べる人々にとっても気になる問題がいくつかあります。例えば、それほど多くの犬がこの時期にこの場所へ、いったいどこから集められてきているのでしょうか?

それらの犬は本当に安全に管理されていたのでしょうか?そうした賛否両論の中でもこの祭りは引き続き継続されています。

あくまでも伝統的な習慣として続けたい人々、また個人の好みとして続けていきたい人々、それに反してネットで上がる批判の声、そしてその声を無視できない行政。伝統や習慣は時代と共に代わっていくのでしょうか?

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