中国の社会

中国と日本の良い教え方の違い

良い先生とはどんな先生か?これは国によって見方が全然違います。

言語を学習する身としては、教え方が上手で優しい先生が良いと思うかもしれません。しかし、お隣の国中国ではよい先生の定義が全く違うのです。

中国での学歴の重要性

どんな教師が良い教師と言われているでしょうか?

もちろんしかるべき学校を卒業し、ふさわしい教師の資格を身に着けていることが先生の必須条件であることはどの国でも共通することです。

日本でも学歴がある程度重要視されますが、いったん教員免許をとってしまえば、どの大学で免許を取得したかはさほど重視されないものです。

もちろん校長や教頭になるなら良い学歴があったほうがいいでしょうが、日本ではよい教師というのは「生徒の身になって教えることができるか、教え方が分かりやすいか」などが重要視されています。

教育現場でも学歴重視

しかし、中国で重視されているのはとにかく「学歴」(学历:xuélì)です。中国の大学は基本的に、どの大学を卒業したか、博士号を持っているかなどの学歴だけで教師を選びます。

それは親たちが、子供には有名大学を出た学歴が高い人からの教育を受けさせたいと強く願っているからです。

田舎の大学を卒業した人は、大学の教員免許を持っていても、中学校や小学校の教師としての就職口しか見つからないという事はよくあることなのです。

でも学生時代のテストの成績が良い人が、教師になった後に上手に教えられるとは限りませんよね。

中国の学歴さえよければいいという考え方は裏を返すと、教え方(教导方法:jiàodǎo fāngfǎ)がほとんど重要視されない文化であるともいえます。

各国の良い教え方

各国の良い教え方の定義はそれぞれ違います。

例えば、アメリカ・ヨーロッパでは楽しく教えることが重要です。ダンスをしながら歌に乗って単語を覚えたりするのが良い教え方とされています。

日本では落ち着いた雰囲気で、生徒への質問を交えながら論理的に説明するのが良い教え方とされています。

アメリカ式の教え方を日本人の先生が実践すると、仮に生徒受けは良くても、父兄から落ち着きがない先生と判断されてしまいます。

中国でのよい教え方

では中国ではどんな教え方が良いとされているのでしょうか?

tāotāobùjué shuō chūlái

滔滔不绝说出来。

絶え間なくまくし立てる

どうしてこれがよい教え方なのでしょうか?

滔滔不绝tāotāobùjué)というのは「絶え間なく話しまくる」様子を表わす四文字熟語(成语:chéngyǔ)です。中国の先生は全く質問などしません。とにかく自分が話し続け生徒はただ延々とそれを聞くだけです。

書店などに行くと名师(míngshī)と呼ばれる大学の著名な教授が「これが良い教え方だ」と言わんばかりに教えている様子が動画で流されていますが、すべて「上からまくしたてる」教え方です。

なぜこのような生徒の思考が止まってしまうような教え方、外国諸国ではもっともやってはいけないとされる教え方が中国では良い教え方とされているのでしょうか?

それは「それが中国文化」だからです。毛沢東の教え方も一方的に教えるものでしたし、一党支配の現在の中国国家も下から疑問点など吸い上げる必要はなく、一方的に上から下へと教育が与えられるものです。

反対意見を言わせる余地なく一方的に聞かせるのが中国文化なわけです。中国人の生徒もその教え方しか知らないために、何の疑問も感じていません。

中国の教え方の影響

中国人のこの教育方法は、人への接し方にも影響します。

日本にいる中国人はしばしば、何かを教える際に自己主張するためにまくし立てることがあります。日本人がするように相手に丁寧に質問しながら、考えてもらうという事はあまりありません。

日本人からするとマナーがないように感じる自己主張も、元を正せば中国の学校教育の影響なのです。

中国人があることを滔滔不绝tāotāobùjué)主張するときは、嫌がるのではなく、中国の育った環境による影響なので、受け入れてあげるようにしたいですね。

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