旅行ではなく中国に永住するとなった時、生活を考えて少しでも節約したいと思うのは当然です。中国で生活費を節約するにはどうしたらいいのでしょうか?
レッスンの内容
節約するための手段
中国生活である程度快適に暮らしながら節約する方法は3つあります。
jiéyuēfángzifèiyònghézuòfēijī de fèiyòng
1, 节约房子费用和坐飞机的费用。
家賃と飛行機代を節約する
wèilejiéyuēzàiwǎngshàngmǎidōngxi
2, 为了节约在网上买东西。
節約のためにネットで買い物をする
wèilejiéyuēzàirìběnmǎidōngxi
3, 为了节约在日本买东西。
節約のために日本で買い物をする
节约(jiéyuē)というのは、漢字のまま「節約」という意味です。一つ一つの具体的な節約方法を見ていきましょう。
大きな出費を抑える
中国生活でまず節約(节约:jiéyuē)すべきなのが、家賃(房子费用:fángzifèiyòng)と飛行機代(坐飞机的费用:zuòfēijī de fèiyòng)などの大きな出費です。
中国滞在中の生活費は基本的にほとんどかかりません。バスは2元(35円)程度で乗れますし、地下鉄も近ければ2元(35円)、かなりの距離乗っても7~20元(160~350円)程度です。
お米も肉も、野菜も果物も日本と比べるとタダみたいな値段なので、ほとんどお金は減りません。
家賃と日本との往復をする飛行機の費用が中国生活の費用のほとんどなので、この二つの費用さえ抑えられればあとは節約しなくてもいいほどです。
ではどうやってこの大きな出費を抑えますか?
家探しは中国人と
同じ場所で同じ間取りの家でも、中国人賃貸交渉をするときと、外国人が賃貸交渉をするときでは大きく値段が変わるものです。
以前ある日本人が中国人の友人に部屋探しを手伝ってもらって見つけた2LDK(两室一厅:liǎngshìyītīng) のお部屋は1500元(27000円)でした。
しかし全く同じ間取りで同じ大きさの部屋、内装も同程度の部屋をあるヨーロッパ人は2500元(45000円)で借りていたのです。
日本人も地元の中国人の助けを得ずに部屋を探すと同じ結果になります。日本人は皮膚の色が同じなので「家を借りたいのですが」(我想租房:wǒxiǎngzūfáng)と中国語で言った時点では普通に探してくれます。
しかし「では身分証明書を」と言われ、日本のパスポートを不動産屋に提出したとたん、不動産業者は日本人に吹っ掛けてきます。日本人の顔が財布に見えるのでしょう。
急に紹介する部屋の値段が跳ね上がり、相場では借りられなくなります。必ず家賃の交渉には中国人の友人についてきてもらいましょう。
飛行機は格安チケットを
続いて飛行機の費用です。飛行機は普通に旅行会社に行って購入すると、都市にもよりますが、日本と中国の往復で5~8万円くらいするでしょう。
飛行機代だからそんなものだと思っている人は、格安チケットの存在を知ったほうがいいかもしれません。
以前もブログで紹介した去哪儿(qùnǎr)などの格安チケット購入サイトには特价票(tèjiàpiào)と言われる激安飛行機チケットがあります。
ある時は広州と福岡の往復で60元(当時の900円)というチケットが購入できました。燃料代と飛行場使用料が足されても往復で900元(当時の13500円)だったのです。
日中関係が冷え切ったために航空会社が客席を埋めるために特別に出した格安チケットでしたが、機内食もちゃんと出る飛行機でした。
時期によってはこのような超お買い得チケットがあるので、探しだせると大きな節約になります。
必要な物はネットで
ネットでの買い物は中国のほうが日本よりも発達しています。中国ではよく「万能的淘宝」(wànnéng de táobǎo)と言われます。意訳すると「タオバオというネットショップでは買えないものはない」という意味です。
日本酒やチーズなど中国のスーパーでは売ってないか、売っていてもとてつもなく高い食品もタオバオならさほど高くない価格で購入できます。節約するには知っておきたい方法でしょう。
一般の商品だけでなく、身分証明書のいらない電話カードや偽物の大学証明書など日本なら裏ルートでしか購入できないものも、中国のネットショップなら公然と購入できます。
もちろんですが、購入記録は政府データベースに残りますので、その点は知っておきましょう。
日本で購入したらいいもの
ネットショップが優れている中国でも、電化製品(电子产品:diànzǐchǎnpǐn)だけは関税の関係があって日本より値段が高くなります。日本で10万円で販売されているiphoneは中国では12~15万円ほどします。
よってスマホ(功能手机:gōngnéngshǒujī)やタブレット(平板电脑:píngbǎndiànnǎo)などは日本で購入するほうが節約になります。
さらに日本で2000円ほどで購入できる日本酒や焼酎なども、中国で購入すると350元(5000円)ほどします。荷物に余裕があるならできるだけ日本で購入したものを中国に持って行きましょう。
余裕があるなら安全はお金で買う
たくさん給料がもらえる大企業に勤めているなら覚えておいたほうがいいのは「安全>節約」です。
中国ではとんでもない偽造品が並べられていることがあるので、安全を重視するなら日系デパートで日本からの直輸入品をお金に糸目をつけず購入するほうがいいでしょう。