日本人は手帳を持ってスケジュール管理をするだけではなく、約束ならば一分一秒でも大切にするのではないでしょうか。
しかし、中国人は時間の概念が日本人とかけ離れています。中国人と付き合っていく上で注意するとよいことを考えてみましょう。
レッスンの内容
スケジュールを組めない中国人
中国人は具体的なスケジュールを組むという考えがありません。大まかな予定があるだけです。次の週の予定を決めている人は少ないと言えるかもしれません。
例えば“咱们下周 一起 吃饭吧(zánmenxìazhōu yīqǐ chīfànba)”来週ご飯一緒に食べましょう、と誘うかもしれません。
その様な時日本人ならば「いつ?お昼?」というように具体的な日程と時間またさらには場所も明確にするという人が多いのではないでしょうか。
その方が他の予定なども組めるため便利だからです。しかし、中国人の場合はどうなりますか?例を見てみましょう。
中国人をご飯に誘ったら…
“咱们下周 一起 吃饭吧(zánmenxìazhōu yīqǐ chīfànba)”と言ったら、多くの場合“好呀(hǎoya)”「いいよ」と言われて終わりです。
日本人はいつ行くのか不安になるので“什么时候 去呀(shénmeshíhòu qǜya)”「いつ行く?」と聞くかもしれません。
しかし、中国人の答えは“下周 再说吧(xìazhōu zàishuōba)”「来週また決めよう」です。
“下周 再说吧(xìazhōu zàishuōba)”はよく聞く言葉です。中国人は先のスケジュールを決めません。それなので来週になってみないと分からないという訳です。
実際忘れられるのはよくあるパターン
食事を誘っていたのに、そのことで連絡すると他の予定を入れられていたという事はよくあります。
日本人からしてみれば非常に理解のできないことですが、スケジュールを立てる習慣がないのでいつご飯に行くのか、直前には忘れてしまっているのです。
忘れられないためにできること
まず、約束の日が来る前に何度か確認の連絡をしたほうがいいかもしれません。
例えば“咱们下周 一起 吃饭吧(zánmenxìazhōu yīqǐ chīfànba)”ご飯の約束をしたなら、何曜日の何時がいいか伝えておきましょう。
“下周三 的中午 吧(xìazhōusān dezhōngwǔ ba)”これは、「来週水曜日のお昼にしよう!」という意味です。
そして“具体 的下周 再说吧(jùtǐ dexìazhōu zàishuōba)”「来週また決めよう」と言えばいいでしょう。
約束の週になったとき“你想 吃什么呀(nǐxǐang chīshénmeya)”「何が食べたい?」などの会話をしてください。そうすれば、場所を決められるでしょう。
最後に約束の日の前日に“明天 十二 点见 对吧(míngtiān shíèr dǐanjìan dùiba)!?”「明日は12時集合だよね!?」と聞いたり、
“明天 见(míngtiān jìan)”つまり「また明日ね」と言ったりできます。
このようにすれば忘れられることはないでしょう。
もし忘れられていたら
中国の人はスケジュールを組む習慣がない為、約束をしても忘れてしまうという事があるかもしれません。
しかし、そのような際でも中国人同士の行動を手本にできます。
基本的に中国の人は怒ったり、責めたりしません。もちろん約束を破られるのはうれしいことではありませんが、しょうがない、また他の日に食事に行こうと非常に前向きです。
一度友情関係で結ばれた人をとても大切にするのが中国人です。スケジュールを日本人の様に組めなくても彼らから学ぶことはたくさんあります!